背中が張る

この様な症状で
お悩みではありませんか?

この様な症状でお悩みではありませんか?

  • 肩甲骨周り・内側のこりで痛みがある
  • 背中のこり、張りで痛みがある
  • 背中の痛みやこり以外にも、肩や首もしんどさがある
  • 背中の痛みやこりに加えて足腰も痛い
  • 背中のこりが悪化して吐き気や頭痛を伴う
  • 背中の痛みやこりで家事にも支障がある
  • 背中が痛い、こっているため仕事に全力を出せない
  • 背中の酷いこりでお薬を常用している
  • 背中のこりは改善しないとあきらめている
  • マッサージの効果がすぐになくなってしまう

背中が張る原因

背中が張る原因背中の筋肉の緊張によって張りが起こりますが、悪い姿勢をとる、身体を動かさない、ストレス、マグネシウム不足、といったことが原因となります。これらの結果、筋肉が硬くなり、痛みや可動域が限られて張りを感じるようになるのです。特に、デスクワークなど座りっぱなしで仕事をする方、肥満気味の方、スポーツ選手に起こりやすいです。
慢性的に背中の張りが続く状態を放置していると、無意識に庇うような体勢になるため「何となくの体調の悪さ」が継続して症状が進行します。やがて腱が短くなる可能性があるため、初期症状の段階から改善に向けた取り組みが推奨されます。

背中の張りや痛みは
内臓疾患の可能性も?

背中の痛みは筋肉や骨から起こることが多いため、治療は基本的に整形外科領域が専門です。しかし、一箇所だけ背中が痛い場合は運動器以外が原因となっている可能性があります。
以下に考えられる内臓疾患を痛みの部位別に挙げますが、痛む部位が複数個所の場合があるなど、専門家以外が原因を特定するのは困難です。重い病気は他の症状も出ることも多いため、参考程度とお考えください。

背中の左側に痛みが
現れている場合

心臓、胃、膵臓、肺に関わる疾患による痛みが疑われます。
心筋梗塞や狭心症などの心疾患で起こる背部痛は背中の左肩周辺が痛むことがありますが、その他に激痛や吐気も現れやすく、緊急対応が必要です。
肺や膵臓に関わる疾患を発症している場合は、肩甲骨の下周りが痛む可能性があります。

背中の右側に痛みが
現れている場合

肝臓や胆のう、胆管の疾患は肋骨右側や胃の周囲に痛みが生じることがあります。胆汁がうっ滞して凝縮されてできた、胆石による胆石症では、背中側の右肩周りが痛みます。肝臓は異常が起きても自覚症状が起こりにくい臓器で、背中の痛みの原因が肝臓だとすると、症状がかなり悪化して起こった可能性があります。他にも、十二指腸潰瘍が原因で背中の右肩部分に痛みが生じることもあります。

背中の真ん中や腰回りに
痛みが現れている場合

腎臓や膵臓の疾患では背中の腰あたりに痛みが生じることがあります。
腎臓を構成している腎盂の炎症(腎盂腎炎)、急性・慢性を問わず膵臓に起こる炎症(膵炎)といった炎症性疾患の他、すい臓がんでも痛くなる可能性があります。
その他、腎臓や尿管に結石が発生する腎結石や尿管結石でも背中に痛みが起こる場合があります。

ストレスで背中が張る?
自律神経との関係

ストレスで背中が張る?自律神経との関係自律神経と背中の痛みは関係性があります。背中が張ると肋骨が可動しにくくなり、それに伴って胸郭が広がりにくくなるため、呼吸しても肺が膨らみにくく、息が深く吸えなくなってしまいます。自律神経は呼吸によってコントロールされているため、浅い呼吸だと自律神経が失調しまい、交感神経優位となって心身の緊張が起こり、痛みが生じます。自律神経が失調したことが原因の背中の痛みは、両側の肩甲骨、肩甲骨内側、背骨の周りに起こりやすいです。
自律神経の乱れは背中の張りに加え、不定愁訴や不眠、疲労感、胃腸の不調など身体の不調だけでなく、うつ病など精神的な不調を起こす可能性もあります。深い呼吸は自律神経を整える効果があり、正しく呼吸することは身体・精神の調子を整えるために非常に重要です。

背中が張る時の治療法

背中が張る時の治療法背中の張りには、筋緊張を解いて痛みを緩和する治療を実施します。
急性腰痛症や腰椎の痛みには鎮痛消炎剤などのお薬や局所温熱療法、理学療法、物理療法が行われ、マグネシウム不足によるものと思われたら、医師が処方するマグネシウムの錠剤を服用して頂きます。また、ヨガや自律訓練法もお勧めです。
急性腰痛はなるべく早めに治療を開始して、少し体を安静にすると症状が良くなることが多いです。継続して痛みがあると無意識に庇う体勢になって身体に緊張やストレスが蓄積し、さらに病状が悪化するという負のループとなってしまいます。「ペインメモリー」と呼ばれる継続した長期の痛みを発症する場合があります。
背中から臀部、足に至る痛みは坐骨神経の炎症や椎間板ヘルニアが疑われます。受診して医師の診察を受けましょう。基礎疾患として骨粗鬆症やリウマチ、事故に遭った後の腰痛などがある場合は医師にご相談ください。また、激しく痛む場合や、足の麻痺や痺れがある場合、尿漏れや発熱などの理由がはっきり分からない症状がある場合も、早急に医療機関を受診ください。